遺跡台帳上の古墳数は8基で、その中の1~3号古墳の3基が国の史跡に指定されている。なお、明確な墳丘のある8号基、4~7号古墳は不確実なもので、弥生時代の墓の可能性も含め明確な調査が必要なものである。
1号基は、墳長145m、後円部高さ16mの前方後円墳で、日本海側で第3位の規模を持つ大型古墳です。墳丘は3段に造られており、斜面は川原石の葺石で覆われ、壇上テラスには埴輪列が三重に古墳を取り巻いている。埋葬施設は後円部中央に3基あり、中央埋葬が舟形石棺で、上部には方形に埴輪が並べられていた。2号墳は一辺42mの方墳で、3号墳も一辺15mの方墳である。古墳時代前期後半ごろの丹後地域を代表する首長墓と見られる。古代の丹後の成り立ちを考える上で貴重な歴史的文化遺産といえる。
はにわ資料館
ここでの出土品や多くの古墳時代の資料が展示されている。