種類:デートスポット 観光名所 日本一
ハチは、1923年秋田生まれの秋田犬。東京大学の教授上野英三郎に生後間もなく引き取られ、彼の飼い犬となる。東京には米俵に入れられて届けられた。ハチは上野の他の犬と共に可愛がられ、玄関先や門、時には渋谷駅まで飼い主の上野を送り迎えをするのが日課であった。
しかし、1925年。主人である上野が突然脳溢血で急死してしまう。帰ってこない主人を心配してか、ハチは3日も何も食べることが出来なかった。
その後、飼い主を転々と変えるが、旧主を思うハチ2年経った後も渋谷駅に主を迎えに行き、帰りには旧上野庭に立ち寄り主の所在を確認していたという。
渋谷駅に現れるようになったハチは最初は通行人や商売人からしばしば虐待や嫌がらせを受けたが、ハチの美談が新聞で紹介されてからは可愛がられる様になる。
その後、1935年に亡くなるまで渋谷駅の人気者であった。現在旧主・上野氏の側に埋葬されているほか、剥製は上野の国立科学博物館で展示されている。
銅像はハチが生存中に作られた。除幕式にはハチ自身が参加している。
現在の銅像は2代目。大戦中に徴収された後、戦前よりその存在を世界中に知られていたハチ公は国内の愛犬家の他にGHQなど支援の元作成された。除幕式にはGHQの代表が参加している。またヘレンケラーも完成直後に訪問しハチ公の像に触れている。
現在、ハチ公の他にモヤイ像という像が、別の待ち合わせ場所として造られたが、余り人気は無い。
ちなみに、ハチ公は日本で最も写真が撮られている被写体である。
(参照:オフィシャル案内現地観光情報等)