天守:現存天守
城郭の種類:平山城
天守構造:3重3階地下1階 複合式望楼型
築城年:1604年
築城主:井伊直継
彦根城は、現存十二天守の1つで、国宝に指定されている。姫路城と共に遺構を良く残している。
1600年に行われた、関ヶ原の戦いの武勲により、18万石で近江国東北部に封ぜられた井伊直政が築城を計画した城である。築城にあたり、石田三成の居城佐和山城を解体し、現在の位置に移築して築城した城である。ただ、直政は戦傷によって死去し、後を継いだ直継が築城を1603年に開始、1622年に完成した。
天守は、3層3階地下一階の複合式望楼型で、大津城から移築した。窓は、彦根の城の外観の特徴とも結うべき華頭窓を配している。最上階には、物見のための高欄と外廻り縁が備え付けられている。梁には何故か、まっすぐではなく入り組んだ木材が使われている。
本丸を結ぶ天秤櫓は、長浜城から移築したと言われている。切り立った石垣の堀切にかかる橋は圧倒的な迫力がある。
多聞櫓も国宝に指定されているほか、多くの現存する建築物が国の重要文化財に指定されている。
オフィシャルホームページ http://www.hikone-400th.jp/
(参照:オフィシャル案内現地観光情報等)