創建:780年
大祭:8月1日
津軽平野のどこからでも岩木山は、「お山」「お岩木様」と尊称され、津軽の人々から厚い信仰を集めてきた。岩木山には、北東に巌鬼山、中央に岩木山、南西に鳥海山の三つの峰があり、それぞれを御神体とみなして「三所権現」と称した。山頂には奥宮が置かれているが、平時には麓の下居宮を参詣した。
奥宮への登拝行事が、現在まで伝わる「お山参詣」である。現在残る社殿群は、弘前藩主津軽家の造営によるもので、1603年の大堂・現拝殿、1628年楼門、1694年本殿が再建されていおり、重要文化財に指定されている。
創建は、最も古い説で780年に岩木山山頂に社殿を造営したのが起源と伝えられる。800年には、坂上田村麻呂が山頂に社殿を再建している。