種類:古墳 神武天皇
神武天皇陵は、奈良県橿原市にある畝傍山東山陵に治定されている。考古学名は四条ミサンザイ古墳または神武田古墳と言う。
神武天皇は古事記では137歳、日本書紀では127歳で崩御されており、畝傍山の東北陵に埋葬されたと記されている。壬申の乱では、天武天皇が神武天皇陵に挙兵の報告の使者を送ったと伝えられる。
神武天皇
日本神話に登場する日本初代天皇。天照大神の子孫とされ、45歳の時に日向国の高千穂宮にて東征を発起し、東に新たな納めるのにふさわしい土地を目指して親征を開始する。河内国まで平定するが、この地の豪族に苦戦を強いられる。紀伊半島を南へ廻り、熊野にて高倉下から天照大神の霊剣を授かり、八咫烏の導きで大和の地へと入る。大和の豪族を従えて遂に周囲を平定。橿原の地で天皇へと即位する。この時52歳であった。127歳で崩御される。
即位は1月1日であったが、太陽暦で2月11日と判明し、建国記念日である。また1938年は皇紀2600年であった。これは日本神話を基にした年号であるが、炭素年代測定によれば神宮外苑の巨大集落は2600年前と測定されており、神武伝承には史実を反映している側面もあると考えられる。