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二尊院の紅葉

観光案内

二尊院(にそんいん)は、京都市嵯峨野にある古刹。紅葉の名所でも知られる。創建は、834年から847年に慈覚大師円仁開山と伝えられる。本尊は対の阿弥陀如来像と釈迦如来像が納められており、本堂と唐門は1521年に再建、総門は伏見城から1613年に移築され建築物である。かつては公家や皇室からの崇敬篤い寺院でもあり、現在も奥嵯峨野の豊かな自然に囲まれた静かな名刹の一つに上げられる。広い参道は「紅葉の馬場」としてしられ、見事な紅葉が秋には素晴らしく色付く。百人一首ゆかりの時雨亭跡がある。

参拝情報
駐車場【有】
トイレ【有】
料金:500円
時間:9:00~16:30
団体割引有り

アクセス
JR山陰線、嵯峨嵐山駅より徒歩15分。


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詳細案内

二尊院の紅葉
二尊院は、平安初期834年から847年に嵯峨天皇の勅によって慈覚大師円仁が開山したと伝えられる。本尊は「発遣の釈迦」と「来迎の阿弥陀」の二如来像。法然上人二十五霊場第十七番札所になっている。

応仁の乱に諸堂が戦火に巻き込まれ焼失するが、本堂、唐門は30年後には三条西実隆によって再建される。唐門の「小倉山」は後柏原天皇勅額、本堂の「二尊院」は後奈良天皇勅額である。

明治維新まで、天皇名代として勅使参詣があり皇室からも崇敬された寺院である。現在も「二条家」「鷹司家」「三条家」「四条家」「三条西家」「角倉家」などの名家の菩提寺でもある。

総門は伏見城の「薬医門」を1613年に移築した建物である。

参道は「紅葉の馬場」と呼ばれ京都を代表する紅葉の名所として知られる。山中には「時雨亭跡」は藤原定家が百人一首を選定した場所として名高く、「御薗亭」は後水尾天皇第五皇女、賀子内親王御化粧の間を1697年に下賜され移築したと伝えられる。