種類:合掌造り 伝統家屋 博物館
五箇山は民謡の宝庫」と言われ、現在も30近い民謡が残されている。特に「こきりこ節」は有名で無形文化財に指定されている。こきりことは、23センチほどの小さい竹で作られた竹の楽器を利用して拍子をとり歌と踊りを行う民謡である。踊り手はささらと呼ばれる楽器を持ち様々な音を踊りながら演奏する。文字がなかった時代から、伝説を歌にして残す地方の伝統が今も静かに受け継がれている。
合掌造り
合掌造りは日本の北陸を中心とした日本海側の豪雪地帯で見られる建築用法で、かやぶき屋根が二枚合掌している手の様な形からこう呼ばれている。かやぶき屋根は60度で合わさり、積もる雪の重みに耐えられ、また雪かきが簡単に行える様な工夫からこの構造になった。太陽が良く当たるように、屋根は東西に向いている。かやぶき屋根は20年から30年で張り替えられる。この作業は結束を意味する「結」と呼ばれている。この時は町民総出で行われる。また、一切の金属を使わずに建築されている。
間取りはどの合掌造りでもほぼ同じで、一階は8部屋に区切られその内の4つは土間や台所、玄関として使われて、残り4部屋が居住区となる。2階、3階は養蚕として使われていた。
(参照:オフィシャル案内現地観光情報等)