宗派:曹洞宗
創建:725年
開山:行基
正式名称:乾坤山曹洞宗
日本寺は約1,300前、聖武天皇の勅詔と光明皇后のお言葉を受けた行基によって725年6月8日に開山された。聖武天皇より日本の号を承った由緒ある寺院である。開山当時は法相宗に属し、江戸時代家光の時代に曹洞禅宗となる。
鋸山の山頂では、房総半島と東京湾が一望出来る。日本寺はアジサイ寺としても有名で、境内には2万株のアジサイがあり、6月中旬から7月上旬にかけて見事なアジサイが咲き乱れるアジサイの名所としても知られる。境内中腹から山頂にかけて主に散策されるが、裾の表参道にも心宇池や仁王門など美しい景観が楽しめる。
鐘楼は国指定の重要文化財である。
仁王門
仁王門の金剛力士像は慈覚大師の作と伝えられる。
日本寺大仏 薬師瑠璃光如来
高さ31mある座像の大仏では日本最大の規模を誇る。1783年に建設されたが、江戸時代末期には風化が著しくかなり損傷していた。1969年に綺麗に修復された。薬師瑠璃光如来は、衆生の病苦を救い、病苦を救う医薬の仏様で、左手に薬壺をもっている。
東海千五百羅漢
江戸時代後期にこの寺を復興した高雅愚伝が発願したもので、上総国望陀郡桜井村の石工大野甚五郎が1779年から21年の歳月をかけて彫ったものである。
百尺観音
1963年に太平洋戦争の戦死者を弔う為に作られた31mの石像。地獄除きの真下にある。切り立った断崖絶壁に囲まれており、神秘的な空間にある。
注意
石像等に触れないように。
花などを取らないように。
ゴミは必ず持ち帰る様に。
たばこは指定された場所で。
オフィシャルサイト: http://www.nihonji.jp/index.html