宗派:天台宗
開基:慈覚大師
創建:860年
正式名称:宝珠山阿所川院立石寺
山寺で知られる、宝珠山立石寺は、860年に清和天皇の勅願によって慈覚大師が開山した天台宗の寺院である。現在の根元中堂は、1356年に初代山形城主・斯波兼頼が再建したブナ材建築物では日本最古の建物である。天台宗の仏教道場の形式が良く保管されている。又、慈覚大師作の木造薬師如来像が安置されている。又伝教大師が比叡山から立石寺に分け与えた不滅の法灯がある。この法灯は、織田信長が比叡山を焼き討ちした際は、立石寺から再び比叡山へと分けられた。
松尾芭蕉縁の地
1689年、奥の細道をたどり山寺を訪れた松尾芭蕉が有名な「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠った。
山門
立石寺の奥之院は切り立った岩山の山頂にある。鎌倉時代建立の山門は開山堂などへの登山道で奥之院までは800段の石段を越える。
仁王門
1848年に再建されたケヤキ材の門。
奥之院と大仏殿
岩山上部に並んで経つ。右側が奥之院で、慈覚大師が、中国で修行中に持ち歩いた釈迦如来と多宝如来を本尊とする。左側が大仏殿。高さ5mの金色の阿弥陀如来が安置されている。
(参照:オフィシャル情報)