三内丸山遺跡は、青森県青森市にある縄文時代前期から中期にかけて存在した大規模集落の跡。八甲田山から続く緩やかな丘陵の先端に位置し、標高は約20メートルで、遺跡は約40ヘクタールの広大な範囲に広がっている。集落は住居・墓・捨て場・大型掘立柱建物・掘立柱建物・貯蔵穴・土坑墓・粘土採掘穴・盛り土・道路などが、計画的に配置されている。
遺跡には、通常の遺跡でも見られる竪穴住居、高床式倉庫の他に、大型竪穴住居が10棟以上、約780軒にもおよぶ住居跡、さらに祭祀用に使われたと思われる大型掘立柱建物が存在したと想定されている。現在は詳細がわかっておらず、わかる範囲で復元されており、大型掘立柱建物は未完の形で展示されている。
また、他の遺跡に比べて土偶の出土が多く、板のように薄く造られていて板状土偶と呼ばれる。次の縄文後期や晩期の立体的に体の各部を表現した土偶とは大きく異なっている。
資料館には、多くの出土品が展示されており、縄文時代の生活様式を学ぶことが出来る。また映像による案内なジオラマなども展示されている。
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