開基:新田氏の祖義重
創建:1187年
正式名称:祥寿山曹源寺
祥寿山曹源寺は、新田氏の始祖義重が、養姫である祥寿姫の菩提を弔うために建立した寺院と伝えられる。栄螺堂とは、江戸にあった羅漢寺の僧象先が百観音を一堂に納める堂宇として考案した建物であり、曹源寺栄螺堂も羅漢寺三匝堂の構造を継承している。
曹源寺栄螺堂は、1階に秩父三十四札所、2階に坂東三十三札所、3階に三十三札所の写し観音像を祀り、各階を右回りの一方通行で巡拝することができる内部構造を持っている。これは、右繞三匝と言われる古いインドの礼拝の形式である。
大勢が入り交じることなく参拝できる構造である。建物は1798年に建立。