1661年、諏訪高島藩主諏訪忠晴が諏訪大社下社春宮に石の鳥居を寄進しようとした際に、ノミを入れたところ、石から血が流れだした。驚いた石工は石の鳥居を造る事をやめ、この不思議な石に阿弥陀如来仏を刻み建立したと伝えられる。
万治の石仏はその名の通り「万のことが治る」万治を「ばんじ」と読み物事をばんじまるく治めて願いを聞いてくれるありがたい石仏として広く人々の信仰を集めている。
大きな自然石にちんまりと首が乗ってるアンバランスな雰囲気とユーモラスな表情が特徴的。日本が誇る芸術家岡本太郎も万治の石仏を愛して止まずこの石仏を拝むために何度も下諏訪に訪れたと伝えられる。
お参りの仕方
1. 正面で一礼し、手を合わせて「よろずおさまりますように」と心で念じる。
2. 石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する。
3. 正面に戻り「よろずおさめました」と唱えたから一礼する。