主祭神:建御名方命(たけみなかたのみこと)
創建:神代
主な神事:諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)
諏訪大社は全国2万5000社ある諏訪神社の総本社。通称、「諏訪さま」、「諏訪大明神」等とも呼ばれる。諏訪湖の南側に上社本宮・前宮の二宮、北側に下社春宮・秋宮の二宮から成る。また各社殿の四隅には御柱(おんばしら)が経っている。拝殿のみで本殿が無く、ご神体をそのまま本殿とするなど、他の神社と比べると独特な形式を取っている。太古の昔より、軍神として崇拝され、「関より東の軍神、鹿島、香取、諏訪の宮」と謡われており、坂上田村麻呂も蝦夷征伐の際、戦勝を祈願したとされる。また、狩猟、漁業の守護祈願でも知られる。
上社前宮は諏訪信仰発祥の地と伝えられている。この地、諏訪大社大祝の始祖と伝えられる有員が初めて大祝の順位について以来、同社大祝代々の居館が在った場所である。神殿はご神体と同一視されていた。この神殿が在った場所を神原と言い、代々大祝職位式典および様々な神事が行われた。現在の社殿は伊勢神宮の御用材を以て建られた物である。
御柱祭
正式名称は、式年造営御柱大祭。諏訪大社の祭儀で最も有名な大祭。6年に1度社殿の建替と四隅の御柱新しくする神事である。起源は古く古代まで遡る。4月の山出し、5月下社宝殿遷座祭、5月里曳き・建御柱、6月15日上社宝殿遷座祭と続いて行われる。次回は2016年。
御柱の用材は樅の木が使われ、三年前から御用材の選定等準備が始まり、上社関係は約二十五キロ隔たる八ケ岳の中腹から、下社関係は八島高原の近くから 約十キロの里程を曳き出しされる。
柱は、周囲3メートル、長さ16メートル、重さは12、3トンの巨木である。独特の木遣り歌と共に千人から二、三千人の人々により曳行される。特に、急坂を巨木が滑り落ちる姿は圧倒的な迫力を誇る。川の引き渡りも荒く勇壮な神事として有名な祭りである。
オフィシャルホームページ http://suwataisha.or.jp/
(参照:オフィシャル情報)