落差:32m
幅:4m
種類:直瀑
史書「続日本紀」に記述されている元正天皇のお言葉があります。
「自分で手や顔を洗ったら、皮膚はつるつると綺麗になり、痛むところも治った。また、この水を飲み、浴した人は、白髪も黒くなり、はげた髪も新しく生え、見えにくくなった目も明るくなった。目出度いことです。この水は、真に老を養う若返りの水です。」
元正天皇は、「醴泉は、美泉なり。以て老を養うべし。蓋し見ずの精なればなり。天下に大赦して、霊亀三年を改め、養老元年と為すべし。」と詔なさって、西暦717年に年号を「養老」と改めました。
名水百選「養老の滝・菊水泉」は、滝から約500m下の養老神社内にあります。今では、滝と泉が上と下に分かれていますが、もともとは滝の瀬として一つの流れでした。
養老山から流れ出る水は、石灰岩層を浸透してきたもので、炭酸分やミネラルを含み爽やかで甘美な水です。元正天皇がお言葉された「長寿、若返り、健康」の霊水でもあります。
(参照:現地観光情報等)