種類:武家屋敷 歴史観光 足軽長屋
新発田の足軽長屋は日本でも数少ない現存する足軽長屋。1842年に奉行が建てた棟札があり、同年に建てられたと考えられる。長屋は、有事の際の城の防衛としての役割を果たしていた。造りは桁行24間、梁間3.5間、寄棟造りの茅葦屋根をもつ八戸の棟割長屋。主屋の間取りは、炊事場の土間、囲炉裏の板の間、8畳と4畳の畳の室が設けられている。質素な造りで、当時の住人で名字が在るのは一名だけで、残りは名前のみ。足軽以外の身分の低い家臣が生活していたと考えられる。
足軽の下級武士の生活の様子がうかがえる。一つ一つの居住区はつうつましい造りだが、建物全体は重厚な建築で、国の重要文化財に指定されている。
オフィシャルサイトhttp://hoppou-bunka.com/shimizuen/index.html