種類:大名庭園 池泉回遊式日本庭園
清水園は、新潟県新発田にある大名庭園。1693年に竣工した、古い歴史を持つ日本庭園で、同年には壮大な書院も建てられた建築物。この辺りは、清水谷と呼ばれた為に、下屋敷として清水谷御座敷と呼ばれていた。清水園と言う名が付いたのは昭和に入ってからである。
1666年。新発田四代目藩主・溝口重雄が遠州流の茶人で幕府庭方であった縣宗知を招きいれ作庭を依頼した。27年の歳月をもって完成した。
入り口の箕葺の大門は、藩知政庁に構えていた物である。中門は、京都より移築した門で、江戸初期の茶匠・千宗旦の高弟・藤村庸軒が建てた物である。書院からは池が見事に一望出来る造りとなっており、また池を取り囲むように茶室がそれぞれ配されている。
茶室
「桐庵」「夕佳亭」「翠濤庵」「同仁斎」「松月亭」
清水園の苔
日本海に面する新発田は苔庭の立地に大変恵まれており、清水園でも様々な種類の苔が庭園を美しく演出している。
資料館
鎧など新発田藩関連の資料などが展示されている。
石黒家住宅
新発田の現存武家屋敷の一つ。石黒家は70石の侍であった。江戸後期の建物が良好な状態で現存している。
オフィシャルウェブサイト : http://hoppou-bunka.com/shimizuen/index.html