主祭神:豊受大御神(とようけのおおみかみ)
創建:雄略天皇22年
主な神事:式年遷宮 日別朝夕大御饌祭
一般に伊勢神宮として知られるが、正式名称は「神宮」である。江戸時代以前に神宮と呼ばれていた神社は「伊勢神宮」「鹿島神宮」「香取神宮」の三社のみである。天皇家、または天皇家所縁の天津神を祀る神社が神宮である。
伊勢神宮・外宮
豊受大御神を主祭神とし、相殿神として御伴神三座を祀る。境内は平清盛が勅使として参った時に冠にその枝が触れたとされる古木「清盛楠」や、初夏には三重県花ハナショウブが咲き乱れる「勾玉池」などの豊富な自然に包まれた、神宮に相応しい深林の静寂な空間を作っている。
縁起は今からおよそ1500年前、雄略天皇が夢の中で天照大御神の教えを受け、豊受大御神を丹波の国から、内宮に近い山田の原に遷座させた事に始まる。豊受大御神は、神々に奉納する食物をつかさどる。その為、衣食住の神ともされ、産業の守護神としても崇敬されている。天照大御神へ奉納される食物を豊受大御神が食し清めてから奉納されるとされる。
社殿の造りは、内宮と同じ唯一神明造。その他建物や祭事もほぼ内宮と同じである。
式年遷宮
神宮式年遷宮は、20年に1度、内宮・外宮の両正宮の正殿を初めとする別宮以下諸社の正殿を造替して神座を遷し、宝殿、外幣殿、鳥居、御垣、御饌殿など計65棟の殿舎といった全社殿を造替する他、装束・神宝、宇治橋等も造り替える神事である。戦国時代の中断を除き、第61回までおよそ1300年にわたって続けられている。
日別朝夕大御饌祭
毎日午前8時から午前9時までにかけての朝大御饌、午後3時から午後4時までにかけての夕大御饌の毎日2回、外宮御饌殿において御饌を供えて行う神事。
伊勢神宮が管理する宮社が125社あり、内外両正宮に別宮14、摂社43、末社24、所管社42が存在する。
オフィシャルホームページ http://www.isejingu.or.jp/
(参照:オフィシャル情報)